えー、国連ニュースにはまったく関係なく、個人的なことを。
この写真は、島根県は安来市にある、
足立美術館の庭園です。連休を使って行ってきました。
美術館としては高い入場料ですが、それはそれ、庭園見物料も込みってことなのでしょう。
日本庭園は、ただただ庭園をきれいに造ればいいというものではなくて、背景となる、庭園の向こうの景色(借景と言いますが)との調和や、植えた樹木の成長や季節による葉の量の変化、色づきの異なりなどを考慮し、言わば、変化を織り込んだ設計の下に作庭されるものです。
当初の想定にない変化が現れたら、その設計そのものに固執するのではなく、設計思想に遡って「どう改良すれば当初の思いにそぐわずに保てるか」という判断で手入れを行います。
社会のいろんな制度が始まりだすとうまく行かなくなってぶっ壊して一から、というのはどうもこの手の発想とは逆にあると思います。
そういう「活きた制度設計」ってできないものなんでしょうか。